プロスカーとプロペシアは同じ薬?

プロペシアとプロスカーは同じ会社が製造しており、共にフィナステリドを含んでいるため同じ薬と思っている人がいますが、違う用途の為に開発された薬です。プロペシアは髪の毛が男性ホルモンの過剰分泌によって薄毛になるAGAの治療薬で、プロスカーは前立腺肥大症の治療薬です。
前立腺肥大は30代以降発症し、70代以降になると80%の男性に見られる病気です。前立腺肥大になる原因はいまだ解明されていませんが、男性ホルモンの変化が大きな関連性を持っている事がわかっているため、男性ホルモンが前立腺に影響するのを抑える薬物治療が行われています。
フィナステリドは男性ホルモンを抑制する働きをもっており、前立腺肥大症の治療薬として使われていました。しかし治療を受けた男性の薄毛が改善する事例が多発したため、薄毛治療にも役立つのではないかと研究が続けられ開発されたのがプロペシアです。男性ホルモンは毛根に含まれる酵素と結びつくと髪の毛の成長を妨げるので、成長途中の髪の毛が抜けて薄毛になります。通常なら2年~6年間成長する髪の毛が半年~1年程度で抜けてしまうのです。フィナステリドはこの男性ホルモンの働きを阻止するので抜け毛を減らし髪を増やします。
プロスカーとプロペシアの大きな違いは、プロペシアがフィナステリドを1㎎含んでいるのに対し、プロスカーはそれよりも多い5㎎のフィナステリドを含んでいるという事です。
プロスカーがフィナステリドを含んでいることからAGA治療のために利用する人もいますが、その場合は1錠まるごと飲むと量が多すぎるため5分割にして飲む必要があります。1錠を分割して飲むと、プロペシアに比べて購入代金が安くなるというメリットがあります。